現金支援制度とは?

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    gg_multi
  • Date
    2021-12-28 13:41
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○ 現金支援制度(Cash-Grant)とは、外国企業が国内に投資する場合、投資金額の一部を現金で支援する制度のことをいいます。
○ 外国人投資促進法では一定の要件を満足する外国人投資に対して、当該外国人投資の高度技術の随伴及び技術移転効果、雇用創出規模、国内投資との重複可否、立地地域の適正性などを考慮し、工場施設の新築などのために必要な資金を現金で支援しています。
○ 現金支援対象は、外国人投資比率が30%以上の外国人投資であり、以下の条件を満たす必要があります。
- 外国人投資金額が1千万ドル以上の産業支援サービス業、高度な技術を伴う事業、部品・素材の製造業、または大規模雇用を新規で創出する投資の工場施設(又は事業場)の新・増設投資
- 産業支援サービス業及び高度な技術を伴う事業と関連した分野のR&D研究施設、または外国人が非営利R&D法人に出捐した研究施設の新・増設(研究専門人材の常時雇用規模が5人以上)
- 投資金額など基準を満たしていないが、国内の経済に及ぼす効果が大きい場合は、外国人投資委員会の審議を経て現金支援が可能。

○ 現金支援率は、最低外交人投資金額(FDI)の5%以上を支援するが、上限は非公開算式により決定されています。
※2010.10.6から2012.12.31.2010.までは、1千万ドル要件が一時的に廃止